花粉症とオミクロン株の類似性について

2022年1月23日

新型コロナウイルスオミクロン株の全国的な大流行を認めています。

オミクロン株の特徴として

・潜伏期間が短い

・感染力が強い。家庭内感染率が高い

・従来型より重症化率が低い可能性がある

・初期症状は鼻汁、頭痛、倦怠感、くしゃみ、のどの痛みなどの上気道感染症状が多い

などが挙げられます。

まもなくスギ花粉症のシーズンが始まります。オミクロン株の軽症例は花粉症の症状と類似しているために注意が必要です。安易に自分は花粉症であると判断しないでください。

この辺りのスギ花粉飛散開始日は2月中旬頃が多いです。耳鼻咽喉科学会も花粉症の早期治療を啓発しています。スギ花粉飛散前からの積極的な治療を開始してはいかがでしょうか。オミクロン株感染拡大防止のためにも花粉症の早期治療おすすめします。

花粉症の低年齢化について

2022年1月4日

花粉症の低年齢化が進んでいることは以前のブログでも書かせていただきました。2019年のの全国疫学調査において年代別スギ花粉症有病率のピークは10歳代の49.5%でした。5~9歳台のスギ花粉症有病率は30.1%と2009年の13.7%から大幅な増加を認めました。0~4歳台の有病率は3.8%でありその年代はスギ花粉である可能性は低いと思われます。しかし裏を返せば0~4歳台でも3.8%もあるため慎重な判断が必要です。

スギ花粉の季節が近づいています。スギ花粉症とかぜの初期は判別し難いこともあります。問診、鼻内所見(鼻粘膜の腫れや色調、鼻汁の性状や量など)、検査結果などから適切な治療が必要になります。初期治療で十分な治療効果が得られず薬剤の追加や変更が必要な場合もあります。

花粉症の低年齢化に伴い親子での花粉症も増加すると思われます。普段はお母さんと一緒に受診される家族でもお父さんが花粉症であれば一緒に受診されてみてはいかがでしょうか。きっとお子さんも喜ぶと思います。

 

宇宙兄弟

2022年1月4日

あけましておめでとうございます。

年末年始はどのように過ごしたでしょうか。

自分は宇宙兄弟の40巻を読んでいました。

日々人とムッタは月で会えるのでしょうか。小さな頃から抱き続けた夢が叶うのでしょうか。月からの脱出を無事終えることができるのでしょうか。

民間人も宇宙旅行ができる時代に突入しました。

宇宙は危険が多く、いまだ謎だらけであり宇宙飛行士の役割は非常に大切です。

ジャックは自分の膝の上でのんびり丸まっています。

折り紙

2021年12月24日

今日はクリスマスイブです。

家庭でケーキを食べたり、サンタさんからのプレゼントを心待ちにしているお子さんも多いと思います。

当院では開院時から手作りの折り紙を折っています。

忙しいと折り紙を折ることができないこともしばしばあります。

ネブライザーの横に手作りの星、駒があります。

よろしければ持って行ってください。

 

 

 

ワクチンと急性中耳炎

2021年11月14日

急性中耳炎の主な起炎菌は肺炎球菌とインフルエンザ菌(インフルエンザウイルスではありません)です。

乳幼児の上咽頭に肺炎球菌やインフルエンザ菌がコロニー形成することが知られています。それだけで感染症が発症するわけではなく、ウイルス性上気道炎を契機に急性中耳炎などが発症します。

集団保育の環境では頻繁にウイルス性上気道炎の流行がみられます。そのためウイルス感染症に続発する上気道細菌(肺炎球菌やインフルエンザ菌など)感染症が多発してきます。

乳幼児の上気道感染症の多くがウイルスが原因であるためその時点では抗菌薬の治療効果は認めません。ただしウイルス感染症に続発して発症した細菌性の急性中耳炎などでは抗菌薬治療が必要になります。重症度に応じた適切な抗菌薬の使用が求められます。

急性中耳炎の主な起炎菌は最初にも書いた肺炎球菌とインフルエンザ菌です。肺炎球菌ワクチンは急性中耳炎の予防効果が認められています。肺炎球菌ワクチンを接種された小児は、対象群と比較して急性中耳炎エピソードが6%、肺炎球菌による中耳炎エピソードが34%、ワクチン血清型によるエピソードが57%少なくなったとの報告があります。

b型インフルエンザ菌(Hib)ワクチンの中耳炎予防効果はないと言われています。(Hibにより小児侵襲性インフルエンザ菌感染症は激減しています)

急性中耳炎が先行するウイルス感染症(インフルエンザウイルスも含まれます)に続発して発症することから、インフルエンザウイルス・ワクチンは急性中耳炎発症予防が期待されます。インフルエンザウイルス・ワクチンは、インフルエンザ流行期の急性中耳炎発症を30~55%減少させたとの報告もあります。

ワクチンは、耳鼻咽喉科領域の代表的な疾患である急性中耳炎の発症予防として様々な有効性を認めています。

新型コロナウイルス感染症に対するワクチンの効果は皆さんが経験されたと思います。改めてワクチンの重要性を考えてみてはいかがでしょうか。