2020年9月

中枢性めまい(脳からのめまい)

2020年9月21日

めまいが起きた時にまず心配になるのが中枢性めまい(脳からのめまい)と思われます。中枢性めまいの頻度は決して高くありませんが生命に影響を与えたり、後遺障害により日常生活に影響を与えたります。

耳(内耳)からの前庭覚、目からの視覚、足(筋や腱)からの深部覚の情報から、脳(小脳や脳幹)が体の位置や動きを計算し、体のバランスを保っています。そのため耳や脳に障害をきたすとめまいやふらつきを生じます。

脳は体のバランスの維持と、それ以外の運動や感覚を司どっています。そのため中枢性めまいは、めまい以外の脳神経症状として眼球運動障害(物が二重に見えるなど)や構音障害(呂律が回らない)、手足や顔面の運動障害や感覚障害(手足や顔面がしびれたり、動かしにくい)などを伴うことが多くなります。また小脳性運動失調を伴うこともあります。それに対して耳からのめまいは、めまいのみ(良性発作頭位めまい症、前庭神経炎など)、もしくはめまいと難聴(メニエール病、めまいを伴う突発性難聴など)以外の神経症状は伴わないことになります。また中枢性めまいは視覚や深部覚による補正が効きづらいため、耳からのめまいに比べて立っていることや歩行がより困難(体幹失調)になることもあります。

頻度は少ないのですが、常に中枢性めまいに注意しながらの診察が必要になります。

今後はめまい疾患の多くを占める耳からのめまいも書いていきたいと思います。

 

ねぎ豚

2020年9月20日

先週末ですがねぎ豚を作りました。

材料は豚バラ、長ネギ、醤油、紹興酒、水だけです。

豚肉と長ネギを適当に切って鍋に入れ、後は2時間程度煮込めば完成です。

 

ダンチュウという雑誌に載っています。2013年に出版された本ですので新品はないと思います。

普段は料理しないのですがおそろしく簡単で美味しいと思います。

普段料理を作らないお父さんも週末に料理をしてみてはいかがでしょう。

家族に珍しがられます。

 

舌下免疫療法

2020年9月7日

アレルギー性鼻炎の治療は内服薬や点鼻薬などの薬物対症療法が主体です。その他には鼻づまりが強く鼻の形の異常を伴う場合や、重症のアレルギー性鼻炎で薬物療法では十分な効果が得られない場合は手術療法が選択される場合もあります。

アレルゲン免疫療法の歴史は古く、原因となるアレルゲン(ダニやスギなど)を投与することで、アレルゲン暴露によって出現する症状を和らげていく治療です。アレルゲン免疫療法には皮下免疫療法と舌下免疫療法があります。皮下免疫療法はまれではありますが強い全身副反応を認めることがあります。また注射による痛みや頻回の通院も問題になります。より安全性の高い舌下免疫療法がおこなわれるようになりその有効性が示されてきています。一般的な薬物療法であまり効果が得られない患者さん、薬の減量を望む患者さん、薬の副作用(眠気など)がある患者さんなどが適応になります。また5歳以上の小児への適応も拡大されより多くの患者への治療が行われてきています。治療は長期に渡り3~5年の治療継続が望まれます。およそ8割の患者さんにはに効果は認めますが、十分な効果を認めない場合もあります。それも理解して治療を開始する必要があります。治療開始から1年程度でも治療効果は期待できますが、治療開始から2年以上経過することでより高い治療効果が期待できます。3年以上の治療により、治療を中止した後も治療効果の持続が期待できます。

副反応の多くは薬を置いた口の中の腫れやかゆみです。アナフィラキシーなどの副反応をきたす可能性もあり注意が必要です。喘息がある場合は十分にコントロールされている必要があります。

新型コロナウイルス第二波がやや落ち着いてきたと思われます。免疫療法に興味のる患者さんや、治療希望のある患者さんはご相談ください。ダニは年中開始可能ですがスギ花粉飛散中にスギ免疫療法は開始しません。花粉飛散が落ち着く6月ごろから遅くとも12月前半までには治療開始が望まれます。