鼻呼吸障害は小児睡眠時無呼吸の危険因子の一つです。
小児睡眠時無呼吸の原因として口蓋扁桃やアデノイドの肥大が関与していることは多くの方が知っているかと思われます。
小児の鼻呼吸障害はアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎の影響や感冒を繰りかえす小児にとってはよくおこる病態です。
短期間の鼻呼吸障害であれば大きな影響は少ないのですが、長期間続くと様々な影響がでてくる可能性があります。
学業不振や行動面での問題、身体の成長障害、顎顔面形態の成長を妨げるリスクがあります。顎顔面形態(上あごや下あごの形)の異常は将来的に成人の睡眠時呼吸障害の危険性がでてきます。
長期の鼻呼吸障害がどうして顎顔面形態の異常を来すのと思われるかもしれません。
鼻呼吸障害により口呼吸主体になります。顎顔面の成長過程である小児期に口呼吸が長期に渡ると、上顎(上あご)の発育抑制や下顎(下あご)の後退をきたす可能性があると言われています。
鼻呼吸障害に対しての鼻治療行い、必要に応じてアデノイドの評価や睡眠時無呼吸の評価(有るのか無いのか、軽いのかひどいのかなど)などが必要になってきます。
ジャックです。
飛騨・高山に観光で訪れた方もいるかと思います。
高山祭り、白川郷、飛騨牛、古い町並み、温泉、飛騨の日本酒、高山ラーメン、みだらし団子、ほう葉味噌、荘川そば、飛騨牛バーガーも観光客から大人気です。山の中ではありますが富山経由での新鮮な海の魚が入ってくるのも高山の魅力の一つです。
皆さんは飛騨桃を御存知でしょうか?
夏の数週間しか食べれません。
以前高山に住んでいた時は、贈答用から外れたB級品の桃を農家の方から購入していました。
半田に引っ越してから数年食べていませんでしたが、古里納税の返礼品を飛騨桃にしました。
みずみずしくて、優しい甘さの桃です。
美味しいため、家族での譲り合いはありません。
また、来年食べたいと思います。
高齢化が進んでいる現在、認知症の増加は今後さらに大きな社会問題になってくるでしょう。2017年7月、国際アルツハイマー病協会国際会議において、認知症の約35%は潜在的に修正可能な9つの危険因子に起因すると発表されました。その危険因子は、難聴、低教育、高血圧、肥満、喫煙、うつ、運動不足、社会的孤立、糖尿病であり、最も寄与度が高いのは難聴であるとのことでした。
難聴の存在は、家族や近隣の方との会話やコミュニケーションの減少にもつながりまります。さらに社会的孤立やうつにも関与していきます。
補聴器の使用により認知機能が改善したとの報告もあれば、補聴器による介入が認知機能への改善については疫学研究では有意なデータはを見いだせなかったとの報告もあります。
補聴器が認知機能におよぼす影響に関しては不明なことも多いのが現状です。
難聴がある高齢者が会話に入れなかったり、聞こえていないのに理解している態度をとったり曖昧な返事をする姿をしばしばみかけます。聞こえないために家族から厳しい言葉を投げかけられ、心が傷ついている場合も決して珍しくありません。
認知症と難聴との関連が明らかなになってきた現在、聴力の正確な評価が今まで以上に必要になってきています。
難聴以外にもふらつきなどのバランス障害、嚥下障害、睡眠時無呼吸症候群なども認知症との関連が指摘されています。
耳鼻咽喉科医も高齢化社会における役割を考え医療を行っていく時期にきていると思われます。
8月から秋にかけてダニによるアレルギー性鼻炎の症状が強くなります。
ダニは通年性アレルギー性鼻炎の代表と言えます。
年中治療が必要な患者さんもみえますがこれからの時期のみの治療でよいダニアレルギー性鼻炎患者さんも多くみえます。
何が原因で、どの時期に治療すればよいのか自分自身が知っておく必要があるのではないでしょうか。
当院ではダニ、スギの舌下免疫療法を行っています。今までの薬物治療で満足されていない患者さんは治療選択肢の一つになります。ただし、継続した年単位の長期治療が必要になります。
舌下免疫療法の説明には十分な時間をかけています。新型コロナウイルスの第二波が落ち着いてきた時期にご相談ください。
昨年度はインフルエンザワクチン接種の予約は当院受付のみでしかできませんでした。
今年度はインターネットでの予約も行う予定です。
詳細決まりましたらご報告します。